プロの運び屋、依頼品はいつもワケあり。

リュック・ベッソン製作・脚本のサスペンス・アクション。どんな依頼品も正確に目的地まで届けるプロの運び屋が自ら課したルールを破ってしまったことから犯罪組織から追われる姿を描く。

南仏に暮らすフランク・マーティン（ジェイソン・ステイサム）は契約厳守、名前は聞かない、依頼品は開けないという3つのルールの下、高額な報酬と引き換えにワケありの依頼品であろうが正確に目的地まで届けるプロの運び屋。その日も依頼品である3人の強盗犯を愛車に乗せ、追ってくる警察を見事に振り切り目的地に送り届けた。そんなフランクにある組織から新たな仕事が入る。いつものように車のトランクに依頼品のバッグを積み、目的地へと向かうフランク。しかし道中でバッグに不審を感じた彼は自ら課したルールを破り、バッグを開けてしまう。すると、そこには手足を縛られた中国人美女ライ（スー・チー）が…

ええ〜ッ！スー・チーが美女？ちっとも！全然！わざとしか思えないくらい不細工に撮られてマス。だからフランクが仏心出す気持ちがワカリマセ〜ン。ミーならバッグにガムテ巻いちゃいますね！まぁ彼女の脚線美は素晴らしいですが。つ〜かこの作品。「トランスポーター」ってタイトルな割りに最初しかその素晴らしいドライビング・テクニックは見せてくれません。それにストーリー展開がかなり穴だらけ。いいけど、ジェイソン・ステイサムがかっこいいから。イケてるハゲだから。トレイラーでの彼が後ろ手に拳銃掴むシーンに悩殺されましたよ。観るしか！ってカンジで。

そういうワケでストーリーなんてどっかに行っててもいいのです。敵のボス役がウォール・ストリートなんて名前でもおっけ〜です。ついでに前髪が変なのも、スー・チーのパパ役がかなりオカマっぽいのもノープロブレム！スー・チーがギャァギャァうるさいのも、変な服着てたのも、キレイなお姉さん出てこないのも構わないわ。ジェイソン・ステイサムが拝めるだけでいいのッ。彼のポロシャツとチノパン姿は変ですケドね。

そういうカンジでかなり偏見と独断ですがイイッ！思わず顔文字使いそうになるほどイイッ！フランクとライを抹殺する為だけに銃弾8千発乱射ですよ。ムチャすぎて素晴らしい。ランボーやコマンドーのシュワちゃんも凌ぐフランクの無敵ぶりもステキ。彼の乗る車がストーリーが進むにつれオンボロになるとこもイイワ←どこが？

冒頭の警察から抜群のテクニックで逃げ切るシーンも興奮だし、命を狙われ怒り心頭で敵地に乗り込み暴れまくるフランクの姿もステキ。まぁ最初のクールな男ぶりはどうしたってカンジですが。ジェイソン・ステイサムったらその低音だけで妊娠させてしまう男という異名を持つんですって。妊娠させてクレ！あぁ、彼のおかげでハゲしか愛せない身体になってしまいそうだわ。とにかく久々に爽快アクションで魅せてくれて、なおかつセクシーな男に出会えた作品デス。
2002年/アメリカ・フランス/93分/監督:ルイ・レテリエ、コーリー・ユン
THE TRANSPORTER