トロン

コンピュータ内で繰り広げられる権力闘争を、CGを駆使したアニメと実写フィルムを織りまぜて描くディズニー製作のSFアドベンチャー。

エンコム社は米国防総省にも通じる巨大なネットワークを持ったコンピュータ会社。独断専行のデリンジャー社長(デイヴィッド・ワーナー)に反感を覚えるエンジニアのアラン(ブルース・ボックスライトナー)は同僚のローラ(シンディ・モーガン)と共にフリン(ジェフ・ブリッジス)の経営するゲーム・センターを訪ねる。フリンは将来を嘱望された天才エンジニアだったが、その有能さを恐れたデリンジャーに会社を追い出されたのだった。

トロンというプログラムを使い、デリンジャーのマスター・コントロール・プログラム(MCP)を監視しようとしたが、うまくいかないアランはフリンに協力を求める。それを聞いたフリンはデリンジャーが、かつてフリンのプログラムを盗んだ証拠を掴みたいのもあり、アランらと共にエンコムに忍びこむ。しかし、フリンがコンピュータを作動させようとした時、ローラが研究しているレーザー光線が彼に照射されてしまう。朦朧とした意識の中で目覚めたフリンは自分がコンピュータ世界に飛ばされてしまったことに気付く。コンピュータ戦士のトロン(ブルース・ボックスライトナー)、ラム(ダン・ショア)ともに電子闘技場に駆りだされるフリン。3人は生命を賭けたライト・サイクル・ゲームの途中で逃げ出し、MCP破壊の為にコンピュータの奥へと進む。


ライト・サイクルのステキすぎる造型にまず痺れる。フリスビーみたいなゲームも楽しい。1982年の作品なので確かにCGとかショボイかも知れません。デモ、センスが良い。マスター・コントロールのヴィジュアルもスキ。マスター・コントロールの指示により、フリンやトロンを削除しようとするサーク(デイヴィッド・ワーナー)のキャラもヨイ。当時、まだまだコンピュータを身近に感じるコトの出来なかった時代に、コンピュータ内部を擬人化して判りやすく説明している内容に驚く。それぞれのプログラムの役割もストーリーに絡めながら上手に説明されてる。

確かにストーリーは平板で観直すと意外と展開もモッサリ気味。デモ、好きなんだなぁ。ジェフ・ブリッジスも楽しそうに演じてるし、それぞれのキャラがコンピュータ世界の中で与えられた役割をキッチリ演じながら、みな個性的だし。まぁキレイなお姉さん好きのKOROとしてはヒロイン役であるらしいシンディ・モーガンがいまいち魅力的でないのが、ちょっと淋しいデス。デモ、そんなコトはどうでもいいのだよ!公開当時、巨額の制作費と大げさな宣伝をした割にいまいちヒットしなかったのも関係ないのだよ!好きなものは好きッ!

1人のエンジニアがコンピュータ世界に迷い込んで死闘を繰り広げるという粗筋は荒唐無稽としか言いようがないですが何年経ってもミーにとって、この作品は輝きを失わない作品デス。
1982年/アメリカ/98分/監督:スティーヴン・リズバーガー
TRON

「砂漠地帯にミッキー・マ○スのマークがッ」
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