HOME 日記 アイ★ラブシネマ ぷちっとコラムトップへ リンク 掲示板 このサイトについて
07 ゲームショップ騒動記へ 09 ビバ!貧乏旅行記2へ

ビバ!貧乏旅行記1

私の趣味の一つ、旅行。しかも毎回ビンボー旅行です。まぁしがない小市民ですから豪華旅行など出来ませんが。

そんな私ですが一応海外にも行きました。でもやっぱりケチケチな旅です。北海道と緯度が同じというフランスはパリへ参りました。しかも2月。その年は寒すぎて凍死した方もいたとか。でも安くいこうと思ったら、そんな時期しかなかったし。

出かける時からなんだか波乱含みでした。パリは寒いからと数日前に完成させた手編みの手袋を持っていくのを忘れたのです。前回出かけた時に連れが財布忘れた!と言った時よりは衝撃は少なかったですが。

とにかく福岡空港から関西空港へ。ビンボー旅行ゆえ乗り継ぎ時間までかなり待たされます。オランダ航空でアムステルダムへ行き、そこからフランスのオルリー空港へと飛びます。一度でいいからエールフランスに乗りたいものだ。しかし小市民にはそんなぜいたくは許されません。

いよいよKLM(オランダ航空)の飛行機へ搭乗です。そこで思ったのですが、オランダ航空のスッチーって何故か皆様、おばちゃんでした。しかも超でかい。スチュワードのお兄さんは映画スター?と見間違うほどステキな方ばかりでしたが。それにKLMはヨーロッパの航空会社一、座席が狭いそうです。ヨーロッパ一の大柄な人種だと思うのだが、オランダ人って。あと配られた飴が紫色でものすごくまずかった。

飛行機での私の最大の楽しみは食事でも上映される映画でもなく、窓からの風景。機内が暗くなろうと、連れがガンガン寝ていようとずっと外を眺めます。フランスに行く時はシベリア上空を飛ぶのでひたすら氷の大地。そんなモノ眺めて面白いのかって?面白いのです!

常に膝には航空会社が用意している航路表が載った小冊子を置いて見比べつつ、「うん、うん、今はこの辺ね」と1人悦に入るのです。周りの寝ているみなさんにご迷惑かけてはいけないので窓のシャッターみたいのをギリギリまで閉めて外を眺めているさまは傍から見れば少し変かも知れませんが。

12時間、外を眺めっぱなしのままオランダはスキポール空港へ到着。通関へ向かいます。みなさん滞りなくチェックが終わる中、何故か私は呼び止められました。

通関のかっちょいいお兄ちゃんが私とパスポートを見比べます。ん?オランダ語は判りませんがな。困っているとボディランゲージ技発動してくれました。髪の毛に手をやるのでお兄ちゃんの言いたい事が判りました。パスポートの写真の私はロングヘアなのですがその時は超坊ちゃん刈り。

「イエス、イエス。ヘア・イズ・カット!」←なんちゅ〜英語やねん…。でもまだお兄ちゃん何か言いたげです。パスポートのある部分を指しているので覗いてみるとFと書かれたところを指差しています。FEMALE(女性)か?と聞いているのです!し、失礼な!「ノー!アイ・ドント・セックス・チェンジ!アイム・リアリー・ウーマン!」←またしてもすごい英語です。にやにやしながらも通してくれました…。連れはバカ笑いするし、知らない外国のおじさんにも「グッドラック!」と肩叩かれるし散々です。

外国の空港は多分どこでもそうなのかも知れませんが、全くアナウンスがありません。だだっ広い空港を自力で搭乗ロビーに向かわなければいけません。トイレもあちら規格なのかたまに座ると足が微妙に届かなくてちょっと落ち着きませんでした。

長い乗り継ぎ時間を怠惰に過ごしいざパリへ。もう外は真っ暗。着くのは夜中です。なんだか長くなったので2へ続く。