数年前、勤務していた会社の所長（白の靴下と同じ会社）はある意味最強デシタ。毎日所長のおかげで殺伐とした社内がさらに殺伐、いえ、和やかになりました。

そんな所長の素晴らしい迷語録を披露。

いつものように電話で長話をしていた所長。いつになく真剣な面持ちで話しています。「ほら、今戦争があっとるじゃろ？うん、うん、イラブ戦争。」…マテー！それをいうならイラク戦争やろ！どうもイラク＝アラブ地方、イラク＋アラブでイラブと所長の頭の中で見事に変換された模様。勤続10年のお姉サマ社員、ジャイアン激似の男性社員と3人で「伊良部選手を巡ってどんな争いが繰り広げられてんだよ？」とツッコンでみたり。

本社で移動があり、うちで処理出来ないクレーム等を担当してる方が替わりました。まぁ以前の方はクレーム処理担当というよりクレーム増幅担当というカンジの方で全く役立たず。今度の方はなかなか仕事熱心な方なようで所長曰く「前のSさんと比べたら今度の人はもう、横綱と幼稚園児くらい違うな！」…オイ、例え方がとんでもなく間違ってるぞ？大きさを比べてどうする！横綱と平幕とか言うなら判るケド…。

朝からとんでもなく忙しかったある日。次々鳴る電話に疲労困憊な様子の所長。「あ〜もうパタッと倒れたい気分じゃ！痴呆になりたい！」とか駄々をこねてマシタ。そんなヒマあったら電話を取れ！で、容赦なく鳴る電話に出た所長。「ありがとうございます。○○メンテナンスのわたくし、K藤(仮名)と思いますが？」…きゃぁ〜！うちの所長が自分の名前が判らないくらいボケてる！つ〜か電話かけてきた人を困惑させるなよ。

ペットボトルをポットベトル、ヤフーをヤホー、またはヤッフォーと言い、メールを送信する時は必ず「それ行け！それ飛べ！」と掛け声をかけ、お姉サマに用事を頼みたいが怒られそうな時には口頭で3分で済む用件を30分以上かけて1本指打法でメールを打ち、お姉サマに「イラン時間を使うな！それに読みにくいんじゃ！『○○の、件ですが、実は、新しい、フォーマットで、書類を、作成することになり、つきましては、○○さんに、その作成と、管理を、…』とか句読点多すぎ！」などとさらに怒られたり。

さらには映画の話をしてておじいちゃん達が元気になる話で面白かったケド、タイトルが思い出せんというので「コクーン」かなと思い、どのくらい前の映画？と聞いたら3年前というので、3年前にそんな映画あったかなぁと私が言うと「3年前にわしがビデオ屋で借りた映画」と自分中心の時間軸で生きていたり。で、コクーンはどんな内容ね？と聞かれたので宇宙からやってきた異星人の繭の影響でおじいちゃん、おばあちゃんが若返ってダンスを激しく踊ったり、おばあちゃんが妊娠したりと答えると「…激しいな」と素晴らしい感想をくれたり。

所長は会社の飲み会である若手社員に「見事なバーコード頭ですね！」と言われた時に怒るどころか「うまいこと言うナァ！」と感心した陽性ハゲです。