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軍艦島クルーズ

そういえば。2007年9月にゆっき〜と女2人長崎旅行した。長崎は今日も雨だったどころか9月も半ばだというのにクソ暑かった。気温33℃超え。これがもう暑いの暑くないの。これっぽっちも秋風が吹きやしねぇ。長崎市民の足、路面電車に乗れば超満員でこれまたクソ暑い。眼鏡橋とかお寺巡りとかグラバー園とか観光をしたにはしたが暑いという記憶しかない。5分ごとに「あちぃ〜よ〜」と言ったこととか、ホテルにチェックインした途端、お互いに背を向けてマンガ本読んでいきなり昼寝したりとか、ゆっき〜が猛烈な腹痛に襲われたりとか、帰りの高速バスに乗る直前にミーがチケットが見つからん!と騒いだりとか。ロクな思い出しかないような。ついでに長崎滞在中はアホみたいに晴天だったのに帰りの高速バスに乗った途端、大雨が降ったりとか。え〜と真夏日はミーのせいですか?今でもゆっき〜に「長崎は暑かったねぇ」と嫌味を言われちゃいマスよ。デモ事前に調べて予約しておいた居酒屋は激ウマ。あの店の牛のタタキとうちわ海老のフライを食べる為だけに長崎に行ける勢い。

正直クソ暑くて旅行に行ったのにマトモに写真も撮ってないケド、軍艦島クルーズしたことを思い出した。恩田陸氏の小説「puzzle」の舞台のモデルになった島でもあるので以前から興味津々。ゆっき〜に「軍艦島クルーズしようぜ」と言われた時は一も二もなく承諾。さすが、ゆっき〜違いの判る女だね!愛してるぜ!そんなワケで軍艦島の写真は呆れるくらい撮った。まぁ携帯カメラなので画像がいまいちだが、せっかくなのでアップしてみる。

軍艦島遠景

長崎駅から電車で数分の長崎港から出発。マルページャ号とかいう遊覧船に揺られること約30分。見えてきましたよ!軍艦島が!

あ、軍艦島というのは通称で正式名は端島(ハシマ)。19世紀頃に石炭が取れるということで三菱財閥が周囲を埋め立てて作った島らしい。最盛期の1941年には5,000人を超える人が住んでいた。面積約6.3haに人口5,000人超え。当時としては世界一の人口密度だったとか。こんな海のド真ん中で!周囲にはマジで何にも見えませんよ!スゲェ。

軍艦島全景

ひぃぃ〜。近づいてきましたよ。もう夢中で写真を撮りまくる。ゆっき〜も無言で写真を撮りまくる。というか乗客全員がほぼ無言で写真撮りまくり。しかし。なんつ〜か海のド真ん中に佇む人工島って。シュールだなぁ。

天気がいまいちだったとはいえ、なんか色味の悪い画像だなぁ。

軍艦島全景

さらに出来のいまいち度がアップした画像でスマソ。やや近寄ってきた軍艦島の全景。

近づけば近づくほど口数が減ってしまった。生憎の曇り空だったが、これが抜けるような青空だったら逆にもっと無言になりそうだ。どこまでも青い海。白い雲。周囲にはなにも見えない。聞こえるのは波の音だけ。そこに確かに存在するのにあまりにも似つかわしくない人工の島。コンクリートで出来た島にホントにこれは現実なのかと一瞬疑う。目の前に突きつけられた醜悪な美に言葉を失くす。お、KOROちゃんなんだか詩人だねぇ←自分で言うな。

軍艦だ

ようやく軍艦島という名前に相応しいショットが取れた。うむ、たしかに軍艦だ。

大正10年ごろに三菱重工業長崎造船所で建造中だった日本海軍の戦艦「土佐」に似ているということで「軍艦島」と呼ばれるようになったとか。

廃虚

ひぃッ。あれは病院なのか集合住宅なのか。海に浮かぶ鉄骨の廃虚。

調べたら大正時代に建てられた日本初の鉄筋コンクリート造の高層アパートだとか。

廃虚

サイコーに倒壊してます。写真が見えづらくてスマソ。携帯カメラの限界ッ。いやカメラマンの腕のなさ故か。まぁヨイ。たしかこの辺りにお社っぽい建物の残骸が見えたような。むちゃくちゃ怖かったよぅ。

軍艦島は石炭から石油に主要エネルギーが移行したことで1974年に閉山。島は三菱マテリアルが所有していたが2002年に長崎市に無償譲渡されたとか。建物の老朽化、廃虚化が激しく危険ということで現在は島への立ち入りは禁止。長崎市は観光客が上陸出来るように整備を進めていたようですが、建物老朽化による崩落や気象条件、費用対効果の面で計画を断念する方向のよう。残念。まぁデモ補修したり取り壊したりしたら意味ないしね。長崎に行った折には是非、軍艦島クルーズをオススメします。※2009年4月より島南部の整備された見学通路に限り、観光客が上陸・見学できるようになったそうです。

あぁ心霊写真ッ

おまけ。 あぁッ!海から手がッ!