あなたが寝てる間に…

都会で暮らす孤独な女性が、運命のいたずらから真実の愛を掴むまでを描いたハートフル・ラヴコメディ

両親を亡くし、友達もなくただ毎日職場と家の往復するだけの日々を送る孤独な女性ルーシー(サンドラ・ブロック)。地下鉄の改札係りを務める彼女の唯一の楽しみは毎朝、改札口で見かけるハンサムな青年が“恋人だったら”と考えること。

クリスマス・イヴの朝、そのハンサムな青年、ピーター(ピーター・ギャラガー)が彼女の目の前で事故にあい昏睡状態となってしまう。彼を助け、病院に付き添った彼女はちょっとした行き違いから駆けつけた家族にピーターの婚約者であると言ってしまう。ホントのことが言い出せないままピーターのお見舞いを続けるうちに、いつしかルーシーはピーターの弟であるジャック(ビル・プルマン)に惹かれていくが…


タイトル通り、ピーター・ギャラガーがほとんど寝てます。いや、寝てていいけど。顔が激しく好みじゃないし。ハンサムなのか?濃いだけじゃないのか?しかも青年役?40歳で?ムリやろ。まぁ弟役のビル・プルマンも当時42歳ですけどね。おっさんやないか!まぁ、おっさんとか濃いとかはおいといて。

ピーターの知らない間に(寝てる間に)婚約者となったルーシー。そんな彼女に疑いの目を向けながらも、気づくとルーシーにフォーリン・ラヴなピーターの弟のジャック。今まで孤独だったルーシーはピーターの家族の暖かさに触れ、ついウソをついていたと言えなくなっちゃったり。家族もことごとく都合よく勘違いしちゃってくれるから、ますますウソを吐き続けてしまうルーシー。まぁ結末は判ってはいても、愛情たっぷりの家族の勘違いぶりが面白くてラストまでほんわか気分で鑑賞。それとサンドラ・ブロックが一番輝いていた時期というのも大きい。決して美人なワケではないけど、彼女の笑顔にはナチュラルな魅力がある。お隣のキュートなお姉さんってカンジがヨロシイ。

あまりラブコメって得意なジャンルではないケド、サンドラ・ブロックの可愛さが一際輝いているし、都会で孤独に暮らすルーシーを自然体で演じていて抵抗感なく鑑賞出来た。ただ、おとぼけ勘違い家族があまりにハート・ウォーミングかつラヴラヴ家族なので、時々「ウザッ」とか思った。多分、ミーが単に性格が捻じ曲がってるだけデス。きっとフツーは「エエ家族や…」と涙すると思われマス。多分。

少し地味目な作品ですが、ラストもなかなかシャレてるし(きっと模倣した人多数存在)、ほんわかしたい時にはいいかも。カップルでクリスマス・シーズンとかに観たら盛り上がるかも。え?ミー?…クリスマスになど観ませんよ?クリスマスは「ダイ・ハード」鑑賞と決めてますから。ロンリーだから、観ると違う意味で涙腺が緩んじゃうとかじゃないですから!
1995年/アメリカ/103分/監督:ジョン・タートルトーブ
WHILE YOU WERE SLEEPING

「ピーター・ギャラガーと志垣太郎の組み合わせの方が兄弟っぽい」
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