バック・トゥ・ザ・フューチャー

スピルバーグがまたやった!!アメリカで“フューチャー現象”爆発!サマーシーズンレコード樹立大ヒット!スピルバーグのタイムマシンに乗って―少年は両親がティーンエイジャーだった時代へ。

友人の科学者が発明したタイムマシン、デロリアンにアクシデントにより乗ってしまった高校生マーティは30年前の世界へ。その時代でのドクの協力を得て元の世界へ戻る方法を見つけたマーティだが、少女の頃の母親に惚れられた為に変化しつつある歴史を元に戻そうとするが…

1985年10月25日。高校生のマーティ・マクフライ(マイケル・J・フォックス)は、友人の科学者ブラウン博士(クリストファー・ロイド)に夜中の1時すぎに研究室前の広場にくるようにと告げられる。約束通りマーティが夜中に広場にいくと、そこには改造されたデロリアンが。ブラウン博士、通称ドクはデロリアンをタイムマシンに改造していたのだ。そしてタイムマシンの実験をしようした正にその時、燃料のプルトニウムを手に入れるために騙したリビアの過激派が襲ってきた。銃弾を浴び、倒れるドク。マーティは思わずデロリアンに乗り込み猛スピードで逃げる。だが、時速が140キロを超えた時、激しい衝撃とともにデロリアンは消えた。マーティは30年前にタイムスリップしてしまったのだ!たどり着いたのは1955年。どうするマーティ!そうだ、30年前のドクに助けてもらおう、そうしよう!だが、マーティが過去に干渉したために歴史に変化が起こり…


面白い!これぞまさに娯楽作品。各所に散りばめられた伏線。そこまでやるか!というくらいに小さなコトまでこだわった作りに脱帽です。青春映画としてもコメディとしてもSFとしても素晴らしい完成度。今まで何度観たかワカリマセン。マーティが大アンプの前で大音量でギターを弾こうとするシーンから愛おしくてタマラン。1955年でいきなり宇宙人に間違えられるシーンもタマラン。父ジョージの身代わりに車にぶつかったマーティが青春時代のママに迫られるシーンがこれまたタマラン。「カルバン・クラインってパンツに書いてあるわ」って。どこの幼稚園児だよ。KORO的に一番好きなシーンは「ダースベイダーだ!」と父ジョージを半ば脅すトコ。ワラタわ。

マーティ役のマイケル・J・フォックスがまたイイ。爽やかでカッコよくて(カワイイと言った方が正解?)、それでいて三枚目で。全編駆け回ってるカンジの彼の若々しさにとても好感が持てて、自然と応援したくなります。まぁ短気なトコはなんだかなぁですが。

しかしタイムマシンがデロリアンですよ。ステキだ。ドクのキャラもヨカですなぁ。大げさな身振りとセリフ回しもわざとらしく感じられないし。あのサイバーな髪型がまたいいワ。ママ役のリー・トンプソンのきゃぴきゃぴ(古ッ)な女子高生姿も意外といいかも。マーティの父親役のクリスピン・グローバーはマイケル・J・フォックスより実は3歳年下らしい。え?

ストーリーのほぼ全編を占める1950年代のアメリカの雰囲気も住んだこともないし、生まれてもないケド、妙に懐かしいカンジで街の様子を眺めているだけで楽しくなれる。観終わった後に充実感を味わえる逸品でございます。
1985年/アメリカ/116分/監督:ロバート・ゼメキス
BACK TO THE FUTURE

「1985年のアメリカ大統領がロナルド・レーガン?じゃあ副大統領はジェリー・ルイスか?」
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