ハルク

彼の中の何かが覚醒する時、変身が始まる!!彼はまだ知らない、その悲しい運命を…

マーヴェル・コミック原作の人気キャラクターを「グリーン・デスティニー」のアン・リー監督が最新のVFXを駆使して映画化。

遺伝子学者ブルース・バナー(エリック・バナ)は、ある実験を行っている際にアクシデントから大量のガンマ線を全身に浴びてしまう。そのことをきっかけに彼の体内で異変が起きる。“怒り”の感情を抱くと、彼の身体は緑色の巨大なモンスター“ハルク”へと変身してしまうのだ。彼を捕らえようとする軍やブルースのライバルである研究者のグレン・タルボット(ジョシュ・ルーカス)。しかしハルクの強大な力の前になす術もない。もはや誰にも止められなくなったハルクだが、ブルースに想いを寄せる女性科学者ベティ(ジェニファー・コネリー)だけは彼を信じ、ハルクを捕らえようとあらゆる武器を導入する軍の脅威を止めようと必死になるが…


序盤長〜い。こういうジャンルの作品で138分という上映時間は長すぎ。オープニングからもうちょっと簡潔に出来んのかと微妙にイライラ。アメコミ調のカット割りもいまいち好きになれないワ。気が散るちゅ〜の!ミーは単純かつ繊細だから(?)、一度にそんなに画面見せられても把握出来ないつ〜の!ただ単に動体視力がかなり逝ってるだけだったり。もう序盤はいかにブルースがいじいじ、ジメジメしてるのか描きたかった模様で、もう判ったちゅ〜ねん!さっさと緑の大きな坊やをお出し!と心の中で叫んでマシタよ。

第一、主役がカッコヨクないわヨ!どうしてあんなとっちゃん坊やにジェニファーちゃんが惚れるか理解できないわヨ!それと素晴らしくお美しいお胸をお持ちなのにチラリともジェニファーちゃんが露出しかったのも残念無念(ナニを期待してるんだ)。まぁ、彼女も以前のふくよかさがなくなり、ちょっと痩せすぎかなぁとか思いましたが。デモあの濃ゆいマユと、気品と意志の強さを秘めた眼差しは相変わらず魅力的デシタ。

序盤はかなり退屈でしたが、ハルクに変身してからは大満足。超絶的パワ〜の持ち主の割りに意外と重たげにモノを持ち上げるトコや妙にホップ・ステップ・ジャンプだったりはアレ?なカンジ。つ〜かハルクは空飛んじゃイカンやろ!巷で噂になってるハルクのパンツ。監督がある程度の大きさの時は素っ裸でハルクが大暴れしても机とかそこらへんにあるもので隠して見えないように出来たケド、超巨大になってからは隠しようがないので特別製のパンツ履かせたヨ!とか言ってましたなぁ。「千と千尋の〜」に出てくる坊を彷彿とさせるハルクのガタイの割りにつぶらな瞳にパンツでなくて腹掛けで大暴れするハルクに一票を投じたくなったり。

かなり昔にTVシリーズで放映されてた「超人ハルク」を知っているご老体なので、「フルCGのハルクかぁ、じゃ、いっそフルCGのアニメでいいんじゃないのか?」と思ってましたケド、真昼間のロサンゼルスの街中で大暴れするシーンはスゲェの一言デシタ。

あ、渋いじじいフェチのKOROとしてはサム・エリオットとニック・ノルティが出てたのはかなり高得点デス。サム・エリオットの軍服姿に興奮し、ニック・ノルティのマッド・サイエンティストぶりにニヤニヤしました。つ〜かホントは最初、ニック・ノルティをクリス・クリストファーソンと勘違いしてたり。だって妙にじじい化してたんだもん。ライバル科学者のタルボットがやられるシーンには盛大に吹かせて頂きマシタ。

前半はかなりダルいけど、その後のハルクの圧倒的パワ〜でどうにか不満解消。マッチョな男が大好き!という方は是非(?)
2003年/アメリカ/138分/監督:アン・リー
THE HULK

「凶暴なプードルに爆笑」
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