ゴーストライダー

拳(フィスト)にチェーン、魂(ソウル)に正義。運命の鎖に繋がれたアナザー・ヒーロー。

マーヴェル・コミックの人気キャラクターをニコラス・ケイジ主演で映画化。

危険なバイクショーで人気のジョニー・ブレイズ(ニコラス・ケイジ)。彼は17歳の時に癌にかかり死期が近い父を救うため悪魔メフィスト(ピーター・フォンダ)と契約を結び、魂を売った。メフィストは「いつかその代償を」とだけ言い、ジョニーの前から消える。しかし父は癌からは回復したものの直後に事故にあい、還らぬ人となる。そして13年後。メフィストが再び現れ、魔界の反逆者ブラックハート(ウェス・ベントリー)を捕らえるようジョニーに言い渡す。それが代償なのだと。魔界の力を受けたジョニーはゴーストライダーとなり、ブラックハートを追うが…


ええ〜ッ!ジョニーって30歳だったの?元彼女ロクサーヌ役のエヴァ・メンデスは実年齢とさほど差がないので違和感ないですよ?ついでに少女時代を演じた女の子がまるでホントに彼女の少女時代はこんなじゃないのか?というくらいイメージが合っていた。なのに30歳のジョニーを演じるのがニコラス・ケイジ?有り得ん。増毛してても有り得ん。そして17歳の時の俳優と全然イメージが合わんし!なんで平均的男前くんが馬面的男前かも?風に成長するんだ!成長したら逆に人類的に退化しちゃったみたいな。あ、でもニコラス・ケイジ好きなんですよ。あの情けない眼差しにフォーリン・ラヴ。スタントショーでポーズを決める彼に迂闊にも「カッコイイッ」とか思っちゃいマシタから。

まぁ馬面とかモト冬樹とかはおいといて。内容なんですけど、もう忘れた。え?だって内容ないし。ゴーストライダーの炎のエフェクトは大変だったろうなぁくらいしか思い出せないんですよ。ストーリーは、はっきり言ってナイ。公式サイトでは「五感を震わす変身シーン。悪魔との壮絶バトル。バイクアクションに目を奪われ、愛の為に悪魔の使いとなった男、そしてその男を愛した女の激しいドラマが胸を打つ!最強、最速、最高のエンタエインメント巨編、それがゴーストライダーだ!」と書かれてますが、どこが?ってカンジ。というかエンタエインメントってなんですか?entertainmentのコト?発音的にもエンタエインメントにはならないと思うんだが。ミーの知らない単語?謎だ。まぁヨイ。

全然、胸を打つシーンなんてなかったですよ?セリフだけで状況説明だし。最強シーンも最速シーンもありません。ゴーストライダーの必殺技は○○の○ですから。ヘルバイクよりヘル○○○の方が早いと思われますから。そして敵は弱いし。しかも少人数。ブラックハートなんてただの白塗りモミアゲお兄さん。あとメフィストはいっそのことバイクで登場すればいいのにと思いマシタ。ピーター・フォンダだし。

ストーリーはあってないようなものとはいえ、それにしても一体何がしたいのかさっぱり判らない作品デス。悪魔同士の覇権争いを人間界でする意味が全くもって理解出来マセン。しかも要は親子喧嘩だろ。ゴーストライダーもブラックハートを倒すのが目的なのか世の為、人の為に働くことが目的なのか判然とせず。ゴーストライダーの造形がヨロシイのに。ドクロ好きにはたまらないのに。ヘルバイクもムダに燃えててイイのに。ニコラス・ケイジの情けなさ満点のどアップも吹き出すくらいにステキなのに(褒めてない)。エヴァ・メンデスがキレイなお姉さん好き魂を激しく揺さぶってくれたのが救いだわ。なんだか鑑賞後、なんとも言いがたい残尿感のような消化不良のような気分になる作品。あ、監督が「デアデビル」の人だ。仕方ないかも。内容はダメですがゴーストライダーの見た目とエヴァ・メンデスのセクシーさはヨイ。デモ続編は作って欲しくないかも。
2007年/アメリカ/110分/監督:マーク・スティーヴン・ジョンソン
GHOST RIDER
2008.01.18記

「クロスロードで悪魔に会う、ってミュージシャンか?」
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