キス・オブ・ザ・ドラゴン

リュック・ベッソン製作、「ロミオ・マスト・ダイ」のジェット・リー主演のアクション。

フランス〜中国間で麻薬密売を行う中国人ギャング、ソングの逮捕に協力する為中国からパリにやってきた捜査官リュウ(ジェット・リー)。地元パリ警察のリチャード警部(チェッキー・カリョ)と共にソングのいるホテルに向かうが、警官でありながら実は麻薬密売の独占を狙うリチャード警部の策略により、ソング殺害の犯人に仕立て上げられてしまう。逃亡するリュウは娼婦ジェシカ(ブリジット・フォンダ)と出会う。しかし彼女もまた、リチャード警部に騙され愛娘を人質に奪われていた…


リーちゃま、ステキ!生アクションですよ!ノーCGですよ。しかも鍼師ですよッ!キレのあるカンフーアクションでバッサバッサと敵を倒し、トドメに鍼なんか刺しちゃいますからね!「お前はもう死んでいる…」とか言って欲しい気分満載デス。まぁ寡黙でクールなリーちゃまはそんなコト言ってくれませんが。

リーちゃまの素晴らしいアクションに加え、舞台がパリ。花の都パリ!意味もなくパリの街並みが好きなKOROはそれだけで点数が2割増しです。←いい加減な評価だなぁ。ストーリーとかはないに等しいですが、リーちゃまのアクション観れるだけで充分おっけ〜。まぁリュック・ベッソンが製作だからなのかは詮索しませんが、なんだスカスカのストーリー展開は!とツッコマずにはいられないテキトーかつむちゃくちゃな内容。個人的にはリュック・ベッソンに緻密なストーリー展開など端から期待しておりマセン。

悪徳刑事のチェッキー・カリョの非道ぶりもイイ。つ〜かムチャし過ぎ。「レオン」のスタンスフィールド刑事をも凌ぐキレぶり。デモ、フツ〜そこまでやったら犯人捕まえる前にアンタが懲戒免職されるだろと何度も心の中で舌打ちしたけど。ヒロインのブリジット・フォンダはいまいち。麻薬で身体がボロボロなのかもしれんが、あまりにも貧相なカンジでいかん。リーちゃまが助けてあげたい気持ちになるのが解せませんわ。それに常にリーちゃまを見下ろしてるからイヤン。リーちゃまは小柄なの!もうちょっと小さい女優をキャスティングしてクレ。

クライマックスのリーちゃまVS○○集団のシーンはいくらリーちゃまでも「ムリ、ムリ、ムリッ!」ってカンジでしたが、その後のオフィスでの格闘シーンはヨカッタ。それとラストでのリーちゃまの表情。惚れ直した。

ワイヤーアクションではなく生アクションが観たい!という方には断然オススメ。
2001年/フランス・アメリカ/98分/監督:クリス・ナオン
KISS OF THE DRAGON

「タイトルの意味に脱力」
アイ★ラブシネマTOPに戻る