M:I-2

トム・クルーズ主演による、人気シリーズ第2作目。監督はジョン・ウー。

休暇中のイーサン(トム・クルーズ)の元に、司令官スワンベック(アンソニー・ホプキンス)から新たな指令が入る。それは元IMFメンバーのテロリスト、ショーン・アンブローズ(ダグレイ・スコット)に奪われた科学者ネロルヴィッチ博士(レイド・セルベッジア)が生み出した30時間で人間を殺す殺人ウィルス“キメラ”と解毒剤“ベレロフォン”を奪還すること。任務遂行の為に女泥棒ナイア(タンディ・ニュートン)をメンバーに引き入れよとの指令を受けたイーサンは不審に思いながらも彼女に近づくためスペインへ飛ぶが…


あらら。イーサンはIMFを辞めなかったのねぇ。前回のラストでビックリしてたワリには実は指令を受けてたのねぇ。スパイ稼業に嫌気がさしたんじゃなかったのか?とかツッコンだら怒られるかしら?冒頭の休暇中でさえ心身の鍛錬を怠らないイーサンを強調したかったのかもしれんが、ただ単に俺ってマッスル?俺ってカッコイイ?というトコを異常にアピールしたかっただけと思われるロック・クライミングシーン。トムちんの爽やかスマイルが胃酸を刺激するぜ。

そして前作にも増して「スパイ大作戦」の名を冠する必要があるのか?と思われるストーリー展開。ハァ?どうして2丁拳銃?なんで鳩飛んでるの?バイクでのアクションシーンはカッコ良かったケド、「スパイ大作戦」じゃないだろ。敵を欺くのに変装術しか使わないのはどういうことよ?というかイーサンとアンブローズ&スタンプはどうみても15センチは身長がちがうぞ?超上げ底シューズ着用?とかツッコムのは厳禁ですか?イーサンとナイアが出会うシーンもクドい、クドい。ミーはトムちんの粘りつくような視線に「目力だなぁ」とかワケの判んない感動を覚えましたよ。

そしてなんといっても忘れられないのがアンブローズの「お前の真似でただ1つ真似出来なかったのは、その笑いだよ。15分おきのそのバカな笑顔だ」っていうセリフ。エラい!アンタはよく言った!その台詞だけでこの映画の評価は5割増し!トムちんに向って、そんな的確(失礼)なコト言うなんて思わず惚れそうになりましたよ。

ダグレイ・スコットって、あんまり出演作品を観てないケド、いいね!彼が相棒(手下なのか?)の指をニヤニヤしながら○○でチョンッ!するトコなんて寒気がするほどホレボレ。それなのに俺様トムちんとの一騎打ちでは哀れなコトに。どう考えてもかなりの身長差があるダグレイ・スコットにトムちんがダイナマイト・キックを繰り出すシーンはスゲェというより呆れた。まぁオリジナルのことをスッパリ忘れれば、けっこう楽しめるかも。スパイ映画ではなく俺様的超絶アクション作品として楽しむのが正しい鑑賞法かと思われます。
2000年/アメリカ/124分/監督:ジョン・ウー
M:I-2

「3作目をベルリンの連邦議会議事堂で撮影したいと希望したが「インポッシブル」と断られたトムちん」
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