ロード・オブ・ザ・リング

世界を支配する力を持つ指輪を巡る9人の仲間たちの冒険を描いた壮大なファンタジーの、3部作中の第1部。

遥か昔。闇の冥王サウロンは世界を滅ぼす魔力を秘めたひとつの指輪を作り出す。指輪の力に支配された中つ国ではサウロンとエルフと人間の連合軍との激しい戦いが繰り広げられた。しかし1人の勇者がサウロンの指を切り落とし、サウロンの野望は打ち砕かれたに見えた。

そして時は過ぎ、中つ国第3紀、ホビットの村。111歳の誕生日を迎えたビルボ・バギンズ(イアン・ホルム)は村をあげての誕生会の後、ひっそりと旅に出ようとするが、旧友の魔法使いガンダルフ(イアン・マッケラン)に、持っている指輪を残していくよう諭される。それは全世界を闇と化してしまう、あの冥王サウロンの指輪だった。ガンダルフは、ビルボのいとこであるフロド(イライジャ・ウッド)に指輪を託し、サウロンが支配するモルドールにある山の火口に投げ込むよう命じる。

フロドは友人のサム(ショーン・アスティン)、メリー(ドミニク・モナハン)、ピピン(ビリー・ボイド)と共に旅に出た。途中、剣の使い手である人間アラゴルン(ヴィゴ・モーテンセン)に出会い、半エルフ族のエルロンド(ヒューゴ・ウィーヴィング)の館に向かう。そこで4人とアラゴルンは、人間のボロミア(ショーン・ビーン)、ドワーフ族のギムリ(ジョン・リス=デイヴィス)、エルフ族のレゴラス(オーランド・ブルーム)、そしてガンダルフと落ち合い、9人の旅の仲間が結成される。彼らは追ってくる魔物と戦いながら目的地を目指すが、指輪を捨てる旅はあまりに過酷で険しく…


静かな序章です。美しいシャイアの村、エルフの国。素晴らしい!音楽も壮大なストーリーにぴったりと合ってるし。セクシーじじい、イアン・マッケランが出てるし!オーランド・ブルームなんてアナタ、久々にミーの心を激しくノックする美青年ぶりですよ!フォーリン・ラヴ。デモ、普段の彼はかなりファッション・センスが痛い。髪の毛も金髪じゃないし。まぁそんなコトはよいのです。「指輪物語」が映画になっちゃったんですよ!上映時間3時間だろうが、3部作の1部目だろうが無問題なんですよ!必見なのデス。

まぁ〜序盤とはいえ見せ場たっぷりです。美しいシャイアを愛し、大胆な行動や冒険を好まないホビットのフロド達が指輪を捨てる旅に出発。初めは陽気な彼ら達もその旅がいかに過酷かを身を持って知っちゃうワケですよ。執拗に指輪を追うサウロンの使い、ナズグルの不気味さったら、もう!「シャイア〜〜〜、バギンズ〜〜〜」と地の底から響くような声にビビリましたよ。ナズグルに襲われ瀕死のフロドを救う為に颯爽(?)と現れるエルフ族のアルウェン(リブ・タイラー)は正直言ってハ?ですが。なんかやたらと馬面なお姫様ですなぁとか思ったり。アルウェンとアラゴルンのキスシーンもイラン。まぁハリウッド一、キスが上手いと噂のあるモーテンセンだけどさぁ、だからといってあの必要以上に長いキスシーンはいかがなものか?

あ、世界で一番美しい種族といわれるエルフの王がエージェント・スミスなのも疑問。まぁ彼は半エルフだし。エルロンドの住む裂け谷の正にこの世のものとも思われぬ美しさ。そして結成される旅の仲間。あら、人間族のボロミア役でショーン・ビーンが出てるじゃないの。彼ったら大体の出演作品で途中で消えちゃうのよね〜。なんだか嫌な予感。あ、再会したビルボの「キシャ〜ッ!」な表情にマジでビビった。指輪の魔力は恐ろしいのう。

それともう1人のセクシーじじい(?)、サルマン役のクリストファー・リーとガンダルフの超熟年対決もKOROの心を揺さぶりましたヨ。「スター・ウォーズ エピソード2」でのドゥークー伯爵を凌ぐ暗黒波動ぶりにホレボレ。

そしてモリアの坑道でのオークやトロルとの戦い、古代の魔物バルログの登場。きゃぁぁぁ〜!ガンダルフが!セクシーじじいがッ!KOROちゃん呆然。あまりのショックに動きが止まりましたヨ。流れる音楽がまた物悲しくて、更にミーのブロークンハートを揺さぶっちゃいますよ。茫然自失でロスロリアン。エルフの奥方でエルロンドの義母ガラドリエル(ケイト・ブランシェット)がまた見せてくれますよ、アナタ!その表情に夜尿症を発症しそうになりました。あらまぁ。

そしてパルス・ガレン。ひぃぃぃ〜、巨大な石像にため息。凄すぎる。あんなトコがホントにあったら川下りしたい。襲い掛かるオークとウルク=ハイの群れ。あぁ、ボロミアが!メリーが!ピピンが!離れ離れになってしまう旅の仲間。まだまだ旅は始まったばかりなのです。
2001年/アメリカ・ニュージーランド/178分/監督:ピーター・ジャクソン
THE LORD OF THE RINGS:THE FELLOWSHIP OF THE RING

「その指輪を捨てなければ、この世は闇となる」
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