ザ・リング

まだ誰も知らない恐怖があった。その衝撃は全てを超越し、やがて全世界が震え上がる。

鈴木光司の人気ホラー小説の映画化「リング」をドリームワークスがリメイク。

アメリカ、シアトル郊外。1人の少女が謎の死を遂げた。その顔は何に怯えたのか凄まじい程に恐怖に歪んだ表情をしていた。シアトル・ポスト紙の記者レイチェル(ナオミ・ワッツ)は、姪にあたるその少女ケイティの葬式で、ある不吉な噂の存在を知る。悪夢を映したような映像が流れるビデオテープ。そのビデオテープを観たら1週間後に必ず死ぬ。都市伝説としか思えないその話しに、にわかに信じがたいレイチェル。だがケイティの死の謎を追ううち、彼女を含む4人の若い男女が、同日同時刻に不可解な死を遂げていたことを突き止める。

レイチェルは、死の7日前に4人が泊ったというロッジを訪れ、1本のビデオテープを見つける。これがあの呪いのビデオテープなのか?ひとり、ビデオの再生ボタンを押すレイチェル。血の波紋、鏡に映る女性、馬の死体、燃え上がる木、そして井戸…。映像が消えると、背後の電話機がけたたましく鳴り響いた。受話器を取ったレイチェルの耳に囁かれた言葉は「7日後…」


ハァ、全然怖くありませんデシタよ。というか、かなり後半になるまで、いくらリメイクとはいえ「リング」とまるっきり同じだし。ナオミ・ワッツはキレイだけど、ミーの濁った目にはニコール・キッドマンのニセモノ(失礼)にしか映らないし。第一サマラが怖くないわよッ!レイチェルの息子のエイダン役の子役の方が数倍不気味だっつ〜の!あ、エイダン役のデヴィッドくんの最新作は「テキサス・チェーンソー」ですって。確かにホラー顔なおこちゃまです。「オーメン」がリメイクされたら彼がダミアンだな。ついでに元夫ノア役のマーティン・ヘンダーソンはイーサン・ホークのニセモノですか?(これまた失礼)

なんだか莫大な制作費で作られたそうだけど、どこにもそれを感じさせない小粒感はどこから湧いてくるの?主役のせいかしら?映像は確かにスタイリッシュでしたが、だからといってそれが作品の良さにつながってるワケではないような。日本版の「リング」の怖さは居心地の悪さというか、なんか変だ、不気味だっていうカンジが良かったのよね。やっぱり日本のじっとりしたホラー感をハリウッドに求めるのはムリかもしれませんナ。スタイリッシュで観やすい映像だけど、それが怖さを半減してるなぁ。まぁ日本版も松嶋菜々子の「キャァァァ〜ッ!」と叫ぶシーンのクサさにコケましたケド。貞子が○○から出てくるシーンで「よつんばいオバケ!」と爆笑しましたケド。

程々な怖さでちょっとだけビックリしたい方はどうぞ。
2002年/アメリカ/116分/監督:ゴア・ヴァービンスキー
THE RING

「公式サイトにも66回流産と書いてたのはナッチへの配慮?」
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