シザーハンズ

汚れを知らない優しいエドワード。

ティム・バートン監督が贈るちょっぴりせつないファンタジー。

化粧品のセールレディのペグ(ダイアン・ウィースト)はある日、丘の上に建つお屋敷へ営業に訪れます。そこにいたのは発明家の博士に作られた人造人間のエドワード(ジョニー・デップ)。彼は両手が巨大なハサミで出来ています。うぎゃ〜!シザーマン?!いえ、エドワードくんはシャイで可愛い子です。普通の手に取り替えてあげるという約束を果たさぬまま、博士が急死してしまった為いつもお顔は傷だらけ。1人ぼっちで暮らしています。

そんなエドワードにお顔の傷を隠すにはこの化粧品よ♪とか言って優しく接するペグ。彼が1人ぼっちと知り、可哀相になった彼女はエドワードを家に連れ帰ります。あぁ、そこで初めての恋に落ちるエドワード!ペグの娘、キム(ウィノナ・ライダー)に一目ぼれ。しかし哀しいかな、ハサミの手を持つ身。じっと彼女を見守ることしか出来ません。

さてペグの家に来たエドワード。手がハサミとはいえ、プリティガイ。しかも両手の巨大ハサミを生かした植木やヘアカットのセンスは素晴らしいの一言。たちまちご近所のオバ様方の人気者です。こんな自分でも人に喜んでもらえると一生懸命なエドワード。

ハサミ男にまるでお人形の家のような町並み、どこかコミカルでそして哀しいラブ&ファンタジーな世界に胸キュン(おい)でございます。

エドワードの人造人間ゆえのぎこちない動き、ほとんど変わることのない表情。それなのにどこか哀しみを感じさせるとこにちょっぴり涙。ジョニー・デップ、上手い!キム役のウィノナ・ライダー、とっても可愛いですがミーはママの方が数倍可愛く見えました。エドワードを1人の人間として見てるんですよね、彼女。それに仕草や表情が夢みる少女ってカンジで輝いてるんですよ。ちょっぴりエドワードに恋してたんじゃないかと邪推してみたり。

どんなに愛していてもハサミの手を持つ我が身では愛する人を思い切り抱きしめられない。そんなエドワードが愛する人にしてあげられることは…。

おセンチな気分になりたい時に是非ご覧になって下さい。
EDWARD SCISSORHANDS

「ジョニー・デップって出る作品の度に顔が違って見える」
アイ★ラブシネマTOPに戻る