シャドー

1930年のニューヨークを舞台にチベット教の高僧により霊力を授けられたヒーローがチンギス・ハーンの末裔と戦う。

アレック・ボールドウィンの変装がなんだか謎です。普通変装の時は目とか隠すと思うのに彼は鼻から下だけ隠してます。しかもシャドーの時はなんだか鼻とか眉毛が変。変装?変身?謎だ。

ストーリーはチベットの奥地でアヘンの元締めとして悪名を轟かせていた男(アレック・ボールドウィン)がチベット教の高僧によって心を入れ換えさせられ、今までの悪事の罪滅ぼしにニューヨークに戻って、はびこる悪と対決するというモノ。姿を自在に消せる霊力も授けてもらったりします。ニューヨークの前にさんざん悪い事してたチベットで奉仕活動しては?と思ったり。

とにかく姿を影のように消せる“シャドー”となり、悪党退治に乗り出すワケですが、そこに現れたのがジョン・ローン扮するチンギス・ハーンの末裔、シワン・カン。当然のごとく世界征服なんか狙ったりしてる悪者です。カンはマインドコントロールがお得意のようで、ちょっと変わった科学者を操り、核爆弾に匹敵する威力の超小型爆弾を作らせます。

科学者の娘と当然のように恋に落ちるシャドーですが、娘も読心術が出来たりしてサイバーな方々が満載な映画です。でも科学者の娘役のペネロープ・アン・ミラーがちっとも超能力者っぽく見えません。可愛いケド。それと再見してびっくり。科学者役がイアン・マッケランですよ、アナタ!うっとり。こんなショボい(失礼)作品にも出てたのか。驚いた。

シャドーの影を描いたCGなどはけっこういい出来だと思います。シャドーとカンの対決シーンは手に汗握るというよりも、笑いどころってカンジですけど。

1930年代のニューヨークの雰囲気を見事に描写したセットや衣装がヨイ。小粒ではありますが、なかなか楽しめたヒーローものでした。
THE SHADOW

「パート2を匂わせるエンディングだったのに、ちっともそういう話を聞かないのは何故?」
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