大統領の陰謀

全世界を震撼させた今世紀最大の探偵物語!

ウォーターゲート事件の真相を突き止め、ニクソン大統領を失脚にまで追い詰めた2人の新聞記者カール・バーンスタイン(ダスティン・ホフマン)とボブ・ウッドワード(ロバート・レッドフォード)の活躍を描いた実話の映画化。

粘り強く、そして綿密に調査を続ける2人の姿と少しずつ事件の全貌が明らかになっていく過程はドキュメンタリー・タッチを越えて中々の出来だと思うのですが、如何せん「ウォーターゲート事件」そのものが日本人にとって馴染みが薄いので説得力に欠けるかも?ダスティン・ホフマン大好きなKOROは彼が出演してるだけでおっけ〜でしたが。

公開当時のアメリカではまだウォーターゲート事件の記憶が生々しかったのか変な脚色が加えづらかったのでしょう、妙に淡々としたストーリー展開です。オープニングのタイプライターのカシャカシャ文字を打ち出すシーンなど緊張感あって期待したのですが、全体に淡々と進み、あれ?マジで世界を震撼させた大事件を描いた作品だったの?と思ったり。まぁミーの勉強不足がいけないんでしょうケド。もとメリハリ!とか大どんでん返しとかあれば盛り上がるんでしょうけど、実際の出来事を映画化するワケですし、しかもアメリカ大統領でただ1人任期中に失脚したニクソン大統領を描くワケですから、大胆な演出は出来なかった模様。

ダスティン・ホフマンとロバート・レッドフォードの記者振りと新聞社デスクのジェイソン・ロバーズの渋さがステキなだけに、肝心のストーリー展開にテンポよさが感じられず惜しい作品でした。
ALL THE PRESIDENT'S MEN

「電話を肩で挟んで忙しくメモを取るダスティン・ホフマンの姿にうっとり」
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