007/ダイヤモンドは永遠に

007の第7弾はボンドガールもセクシーアップ!宇宙へとび出しスケール最大の面白さ!面白さを、さらにスケール・アップ!シリーズ007弾は…ラスベガスから大宇宙へ007つの巨大な見せ場!

ボンド役にショーン・コネリーが復活したシリーズ第7作。

200万ポンドにのぼるダイヤが密輸されるという事件が起こり、しかもそれが闇市場にも出回っていないことが判明する。調査を命じられたジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)はダイヤ密輸の運び屋になりすましティファニー(ジル・セント・ジョン)という女に近づく。彼女を仲間に引き入れたボンドだったが、ダイヤは知らぬ間に消え失せていた。ダイヤの行方を追ううちにアメリカの大富豪ホワイト(ジミー・ディーン)が経営する科学会社へたどり着くボンド。そこでは集められたダイヤを使って、強力なレーザー光線を作り上げる計画を進められていた。さらにこの計画の裏にはある意外な人物が…


公開時コピーの仰々しさとショーン・コネリー復活ということで、そこはかとなく期待して観た作品ですが正直なんじゃこりゃ。精悍さがないばかりか、やる気もなさそうなボンドを見せつけられガッカリ。しかもどこがボンドガールもセクシーアップ!だッ。おばくささアップ!の間違いだろッ。全く魅力なし。カジノでちょっとだけ出てくる女の子の方がよっぽどカワイイわヨ!それなのに彼女が目の前でプールに突き落とされたにも関わらず寝室に潜んでいたティファニーとイチャイチャするボンドに唖然。騎士道精神はいずこへ?

ついでにブロフェルドもダメ。髪の毛がある。貫禄はなし。ブロフェルドはハゲてなくちゃイカンのだよ!髪の毛はないが貫禄はたっぷりある。そしていつでもチラリズム精神。これが正しいブロフェルド像ざます。悪のオーラ皆無のブロフェルドの顔なんて見せてくれなくていい。ボンドを狙う刺客もことごとく迫力不足。最後の刺客なんてホモコンビ?全然強そうじゃない。気持ち悪いケド。

序盤のエレベーターでのアクションやカーチェイスシーンはまぁまぁでしたが、あくまでもまぁまぁ。エレベーターでの攻防前に敵をかわす為に1人で抱き合ってるカップルの真似をするボンドに笑いよりも情けなさ過ぎて涙が出ちゃいマシタよ。ラストのブロフェルドとの対決もとてつもなくオマヌケ。なんでもショーン・コネリーは多額のギャラを積まれて仕方なくボンド役を引き受けたらしいですが、こんなツマンナイ作品に出なきゃいいのに…と思うほどのダメダメさ全開の作品デシタ。
1971年/イギリス/125分/監督:ガイ・ハミルトン
DIAMONDS ARE FOREVER

「カセットテープ?」
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