トーマス・クラウン・アフェアー

絵画強盗が道楽の大富豪と保険会社の敏腕女性調査員の危険で甘い駆け引きを描くサスペンス。スティーヴ・マックィーン主演の「華麗なる賭け」のリメイク作品。

トーマス・クラウン(ピアース・ブロスナン)は大富豪でありながら、名画を鮮やかな手口で盗み出すことを道楽とする変わり者。ある日、美術館からモネの絵画が白昼堂々盗まれる。保険会社から派遣された調査員キャサリン(レネ・ルッソ)はトーマス・クラウンの犯行ではないかと疑う。クラウンの尻尾をつかむため、彼に近づくキャサリンだったがクラウンと行動を共にするごとに心は彼に魅かれていく…


実は観たのは観たが、鑑賞後5分くらいでキレイさっぱり内容を忘れた。ついでに「華麗なる賭け」のリメイクとは全然知らなかった。まぁマックィーン主演のオリジナルもめちゃくちゃ面白い作品じゃなかったですけどね。おしゃれさとか小粋さに重きを置いてるようでスリリングさには欠けてた。あまりに気取ってるので観ているこっちの方がこっ恥ずかしくなるというか。マックィーンが大富豪でおしゃれで小粋な大泥棒?なんか違う、みたいな。でも、やっぱりマックィーンはカッコいい。フェイ・ダナウェイもエロくてヨカッタ。露骨にエロなんじゃないけど、短いセリフやチェスのシーンでそこはかとなく漂うエロ臭。たまりませんッ!

で、ピアース・ブロスナン。彼の方が数倍、大富豪でおしゃれな絵画泥棒が似合う気がするのですが、だからといって面白くなってるワケではなく。ピアース・ブロスナンもレネ・ルッソもお美しいがストーリー展開がこの上なく平板。レネ・ルッソのヌードが観れるのが唯一の慰め?デモ、変なダンスのシーンは痛かった。情熱的というよりもイカレてんのか?このおばちゃん。というのがミーの正直な感想デス。レネ・ルッソ好きなんだけどなぁ。

盗みのシーンも心躍らず。トーマス・クラウンのAFFAIRは盗みにしても情事にしても表の仕事にしてもヌルいので何度も睡魔に襲われた。スリリングなアクションシーンがあるのは冒頭とラストにちょこっとだけ。寝るわ。アクションシーンが期待出来ないなら大人な2人のドギツイ情事シーンに注目するしか!と思ったけど、ちょっと奥さん。これがまた退屈なロマンスぶりなのよ。さらに寝るわ。

物語云々ではなく、2人の美中年が醸し出すゴージャスかつ華麗な雰囲気だけを楽しむ作品かと思われます。KOROには合わなかった。
1999年/アメリカ/113分/監督:ジョン・マクティアナン
THE THOMAS CROWN AFFAIR
2008.02.12記

「オリジナルでヒロインだったF・ダナウェイがチョイ役で出てるとこはイイ」
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