沈黙の戦艦

核兵器を搭載したハイテク戦艦ミズーリが武装テロリスト集団に乗っ取られる。ただ1人敵の目から逃れた、料理人ラインバック(スティーヴン・セガール)。彼はかつて精鋭の兵士として活躍していた男だった。単身、武装テロ集団相手に命がけの戦いを挑むラインバック。あなたは「レディストーカー」(マイナーだなぁ)の戦うコック、コックスですか?

核兵器搭載の戦艦がテロリストに乗っ取られちゃった!というまるで海上版「ダイ・ハード」的アクションでございます。派手にドッカンドッカン、爆発&破壊シーンの迫力さ加減は中々ですが、キャラクターがまるで描けていなかったりとか。最近悪役づいてる元爽やか青年、ゲイリー・ビジー(ビューシーかしら?)の今いち抜けてる気味の悪役ぶりとか、トミー・リー・ジョーンズの妙にロックンロール調な出で立ちとか。長髪も微妙にイヤン。

毎度のことながら、セガールがあまりにも強過ぎマス。ゲームバランス(?)をまるっきり崩しているとしか思えない超兄貴ぶりデス。おかげで相手をする敵役に同情してしまいます。悪役は憎たらしくなくちゃいかんだろ!可哀想になってどうする?ってカンジ。つまり戦闘シーンになっても、ハラハラドキドキしないワケで。それとクライマックスになると何故か武器を捨て素手で戦うのはどうしてなんでしょう?セガール、嫌いなワケじゃないんですケド、いつも彼の映画観るとツッコミどころを探しつつ観たりして。安心して観られるアクション映画でございます(誉めてない)。
UNDER SIEGE

「セガールって走る姿がどうにも笑える」
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