007/ワールド・イズ・ノット・イナフ

007シリーズ第19作。ピアース・ブロスナン=ジェームズ・ボンドが石油パイプラインを狙うテロリストと攻防戦を繰り広げる。ソフィー・マルソー、デニース・リチャーズ共演。

盗まれていた原子力関係の極秘資料と金を取り返したジェームズ・ボンド(ピアース・ブロスナン)は持ち主である石油王キングの元に戻すが、札束に塗られた薬品が爆発し、キングは死亡する。背後に国際的テロリストであるレナード(ロバート・カーライル)の影を感じたM(ジュディ・デンチ)はキングの娘エレクトラ(ソフィー・マルソー)の護衛をボンドに命じるが…


冒頭のモーターボートでのチェイスシーンに大興奮。やっぱり007映画最高だわ!ボンド〜!といきなり沸騰状態で観はじめたKOROですが、その後の展開はアレ?ってカンジ。今回のボンドは恋するボンドのようですわ。まぁ、エレクトラが相手なら致し方ありませんわ。デモね、それならそれでちゃんと細かい人物描写をしてくれないと納得出来ませんわ。

エレクトラを挟んで対立するボンドとレナード。レナードは頭にめりこんだ銃弾が元で身体中の感覚を失った男です。痛いのなんか怖くないよ!デモ気持ちイイこともワカンナイけどね!そんなカンジで不死身なんだか、カワイそうなんだか判断に苦しむキャラクターなのですが、その前にとことん存在感が薄いッ。もっとやられても「へっへっへ〜そんな攻撃は効かんなぁ?」とか不気味なカンジ、プリ〜〜〜ズ!焼けた石を掴むくらいじゃ痛みを感じない男とは認めん!007映画なんだから、もっと荒唐無稽にハジケちゃってクレよ!ガラスの扉を顔面でガッシャン、ガッシャンと割りながら突進してくるとか!。雪山を素っ裸で板なしでリュージュするとか!←おバカ

それとエレクトラ。彼女の過去のトラウマから、男を信じられない悲しみなどがあまり伝わってこない。だから恋するボンドがテーマであるこの作品はいまいちノリが悪いデス。冒頭のモーターボートシーンと雪山でのスキーチェイスシーンが楽しかったので、まぁ許せますが。あとボンドがやたらと全力疾走してた。若い007強調したのか?それと初めてボンドが○を○○した作品でもあったり。今までも○したことはあっても直接○ったりしなかったわよ?(伏字ばかりでスミマセン)…時代は変わったってことですかのう。

あ、クリスマスとかふざけた名前の考古学者役だったかしら、おっぱいデカイだけです!なカンジのデニース・リチャーズ。全くKOROのキレイなお姉さん好き魂をノックしてくれませんデシタ。
1999年/アメリカ/127分/監督:マイケル・アプテッド
THE WORLD IS NOT ENOUGH

「5人のボンドと共演したQ役のデズモンド・リュウェリンの遺作」
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