ワイルドシングス

女子高生レイプ事件に仕組まれた陰謀と罠。

フロリダ州エバーグレーズ、ブルーベイ。良家の子女らが通うブルー・ベイ高校の女生徒ケリー・バン・ライアン(デニース・リチャーズ)は、母親と2人で豪邸暮らし。ある日ケリーは憧れの進路指導教諭サム(マット・ディロン)の自宅を訪ねるが、その翌日母サンドラ(テレサ・ラッセル)に涙ながらにサムにレイプされたと告白。かつてサムと関係のあったサンドラは激怒し、警察に訴えでる。ブルー・ベイ高校を解雇された上に恋人との交際も彼女の父親バクスター(ロバート・ワグナー)から禁じられるサム。サンドラの親友で町一番の実力者でもあるバクスターとバン・ライアン家を敵に回すということは、ブルー・ベイでの未来を断たれたも同然。窮地に立たされるサム。

そして始まる裁判。誰の目から見てもサムの不利は明らかだったが裁判は誰もが予想していなかった意外な展開を見せる。ケリーと同様、サムにレイプされたと証言していたスージー(ネイブ・キャンベル)が裁判の最中、突然発言を翻して全てケリーの仕組んだ計画と暴露する。だがそれは陰謀のほんの序章にすぎないことを知る者はその時点では誰もいなかった。すべてを計画したある人物を除いては…


疲れた。どんでん返しありすぎだろッ!これでもか、これでもかッ!もうひとつおまけにこれでもかッというくらいに全編どんでん返しですヨ。観客をおちょくってんのか?としか思えませんワ。まぁキャスティング見たら、この人がイイ人であるワケがない、こいつがここで終るワケがないってカンジである程度は展開が読めますが。ストーリーは中盤までは楽しめる。レイプ事件はケリーとスージーがサムを陥れる為の狂言で、しかもその狂言も…って辺りまでは。それからはハァ?ラストもアンタ、○○○はずだろ!○○を片付けるシーンまであったのに!既にこれはどんでん返しとは言えませんな。

まぁデニース・リチャーズがエロイ女子高生を熱演してるのでストーリーは多少疲れますが、KORO的には可。ネイブ・キャンベルも「スクリーム」の真面目女子高生役とは打って変わって、不良少女をセクシーに演じてるのでさらに可。あ、ケヴィン・ベーコンとマット・ディロンもなかなか。ビル・マーレイはなんか手を抜いて演技してるような気がしないでもなかったのでイマイチ。

ケヴィン・ベーコンのお尻とデニース・リチャーズのTバックを観る為だったら、脚本家の必死な形相が思い浮かぶストーリーの転がしぶりにだって耐えられる!という方はどうぞ。
1998年/アメリカ/108分/監督:ジョン・マクノートン
WILD THINGS

「ケヴィン・ベーコン・ゲーム」
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