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バリートゥードリカちゃん

小学生の頃、よくリカちゃんごっこをして遊びました。普通と思うなかれ。

私のリカちゃんごっこはかなり変でした。何故かと申しますとその頃私が真に欲していたおもちゃは超合金ロボ、マジンガーZ!しかし女の子だからとゆ〜親のご無体な理由で却下され妹チャッキーの欲しがるリカちゃん人形に合わせ、リカちゃんの友達とゆ〜設定のハルミちゃん人形を買い与えられました。無念。

そんな親への怨みか根がちょっとずれてるお子さんだったのか判りませんが、私のリカちゃんプレイ(?)は世の親御さんを絶望のどん底に落とすようなプレイ振りでした。どんなのか知りたい?あんまり期待しないでね。

じゃ、内容をば。大抵私とチャッキー、そして幼馴染のY子ちゃんの3人で遊んでました。チャッキーとY子ちゃんがリカちゃん(双子という設定ね)、私がハルミちゃんでツインリカちゃんの姉という設定でした。シナリオは子供なんで当然アドリブなんですが、基本は私が考えてました。裕福な家庭に育ったツインリカちゃん、母は美しくそして世界を駆け回る記者。お母さんの人形持ってなかったんでいつでも不在ということにしてた。当然お父さんは豪華客船の船長なんでやっぱりいない。

この時点でかなりいけません。小学生のリカちゃん達をホッタラカシの両親です。しかしツインリカちゃんはいいコ達なのでクラスの人気者です。でもね、親が留守なのをイイことに毎週自宅で豪華パーティに明け暮れてます。そういう無茶なシナリオを嬉々として作ってた私…。が、問題は私が演じるハルミちゃんのキャラクターでした。ツインリカちゃんのお姉さんであるハルミちゃんは時には二重人格、又ある時は吸血鬼、そんでもって殺人鬼とか毎回とんでもない役柄でした。

中でもY子ちゃんとチャッキーのお気に入りは二重人格のハルミちゃん。ツインリカちゃんにとってハルミちゃんは優しく面倒見のよいステキなお姉さん。しかし、内なる人格が目を覚ますと髪の毛を逆立て奇妙な化粧をし、夜な夜な街を徘徊するパンク姉御に大変身。もちろん髪の毛を逆立てる為に親の強力スプレーをばんばん使い、派手な化粧の為にやっぱり親の化粧品をこれまたばんばん使ってました。お肌が荒れるといけないからと、明色アストリンゼンでのお手入れも忘れないハルミちゃんです。衣装はさすがに作れないんでテキトーにハギレを着せて元祖プアールックです。(あ〜明色やらプアールックやら年がバレバレですナァ)

どんどん性格に破綻をきたしてきたハルミちゃん(私?)は、とうとう近所の男の子に借りた仮面ライダー人形に無理やりハルミちゃんの髪の毛を移植し、「正義は滅びるのよ!私はショッカーアメリカ支部のえらい人になる!」と叫び家出。

これによってツインリカちゃんと楽しい家族達ごっこは幕を閉じました。とゆ〜かただ単に飽きただけなんだけどね。しかし、髪の毛をむしり取られたハルミちゃんの姿は壮絶でした。

もちろんあとでたっぷり親に怒られましたです、はい。