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こんな本を読んでた

私の母と伯母は10歳違いです。しかも伯母は最初の子供を17歳で出産。故に私とイトコ達はけっこう年が離れてます。子供の頃、TVが観たいがために入り浸っていたせいか年が離れているにも関わらず、仲良しでした。(パシリに使われていたのが正解です)

特に7つ上の従姉とはとても仲が良く、叔父などは2人はレズなんじゃないか?と本気で心配してたらしい。ま、とにかくその従姉のおかげで、へんてこな小学生に育ったことは間違いないです。そんなお話を少々…。

従姉のアッちゃん(仮名)は無類のミステリ好きでした。それだけなら別に問題ないのですが、読んだ本を片っ端から私に貸してくれます。小学2年の私にクリスティやらディクスン・カー、アイリッシュ、さらにアシモフ、クロフツ…。まだ漢字なんて大して習ってない子供にです。しかも意見まで求めてくる。読んでもほとんど意味が判りませんでした。密室の謎解き部分になっても、「かんぬき」とかの意味が判らない。まして男女の愛憎劇などが描かれててもほとんど理解不能。それでもおかまいなしに貸してくれるアッちゃんです。おかげで小学4年の時には病気で学校を休んでいた私に退屈だろうから本を買ってきてあげると言う母にチェイスの「あぶく銭は身につかない」と「ダブル・ショック」をリクエストするまでに成長(?)

6年生の時の修学旅行の車中で尊敬する人は?って話題になった時は、みんなが福沢諭吉や野口英世と言う中、E・S・ガードナーと答え「誰、それ?」のブーイングの嵐を受けました。だって口述筆記で一度に何本も本を書いてた人だし、愛するポール・ドレイク創造してくれたし…。ま、ちょっとずれた子でした。

アッちゃんの本に対するエナジーは凄まじく、一日一冊のペースを結婚するまで崩しませんでした。ミステリだけにとどまらず、いわゆる純文学も好きで「カラマーゾフの兄弟」や「ジェーン・エア」、「嵐が丘」…その他諸々も読ませていただきました。しかし、中学1年の私に「チャタレイ夫人の恋人」、「ボヴァリー夫人」、「O嬢の物語」を読ませるアッちゃんって…。アッちゃん曰く「10代、20代、30代と読んだ年齢で読後の感想も違うから若いうちから読んでおけ」とか。でも、13歳にふつ〜「チャタレイ夫人」はないと思いますが…。

なんだか小説ばっかり読んでた子供みたいですが、さにあらず。マンガもたっぷり読んで ました!「まことちゃん」、「がき刑事」、「ドーベルマン刑事」!大好きだったのは他にも「750ライダー」や「おやこ刑事」。その頃は少年チャンピオンが一番熱かったような気がします。あと少年キングも大好きで「超人ロック」に夢中。ジャンプの「こち亀」は私が読み出した時はすでに連載始まってたと思いますが、アラレちゃんは月刊ジャンプの方に読みきりが載った時から知ってる。「コータローまかりとおる!」も第一回から読んでたな〜。

少女雑誌はなんといっても「花とゆめ」。谷地恵美子さんと高口里純さんにフォーリン・ラブでございました。もちろん「パタリロ」と「ガラスの仮面」もはずせません。

んが!しかし、同級生は「なかよし」や「りぼん」に夢中な頃。全く話が合いません。妹も「コロコロコミック」ラブでしたし。小学校生活は私にとってそういう意味では冬の時代でした。友達が異常に少なかった…。「キャンディ・キャンディ」のパロディ小説書いたりして、友達のヒンシュクかったりしていた小学生の私でした。

冬の時代の話、続く。