従姉の多大なる影響（悪影響？）を受けた私は年の割にはちょっとおませなマンガを読んでいました。しかもすぐマンガの世界に入り込む奴でした。

「風と木の唄」　う〜んさすがに親に見つかるとまずいんで隠れて読んでました。拾ってきたネコにジルベールと付けたのはいいがそのネコはメスでした。親には見つからなかったけど、近所のおばさんに所持しているのを発見され、「見せなさい！」といわれた時はビビリましたが、数日後そのおばさんに「続きはない？面白いから貸して」と言われたのは今となっては良い思い出。

「けっこう仮面」　こんなマンガを小学生に与える我がいとこ達は不道徳野郎ですか？子供ながらちょっぴり興奮です。セクハラ爆発の先生達に敢然と立ち 向かう素っ裸の正義の使者、けっこう仮面！でもなんで裸だったんだろう？ さすがにすぐその気になる私でしたが、将来けっこう仮面になりたいとは思わなかったです。

「恐怖新聞」　明日のニュースが判るかわりに寿命が100日縮む新聞。友達とコミックを読む度に何日寿命が縮んだのか真剣に数えました。学校のクラス新聞で恐怖新聞もどきを作って先生を困惑させたなぁ。クラスの女子がパニックに陥ったもので。

「洗礼」　楳図かずお氏の絵が怖かった。たしか当時はホラー物が流行った。小学生の私は洗礼の意味が判ってませんでした。その割に「洗礼するぞ〜」と言って妹チャッキーを泣かせていました。間違ってる？

「超人ロック」　お子ちゃまだった私には内容のほとんどが理解不能だったにも関わらず、かなり夢中になりました。ところで完結してるんですか？相変わらずすぐその気になる私は「大きくなったらエスパーになる！」とワケわからん決意をしたものです。

「ブラックジャック」　手塚氏の作品はどれも好きなのですが、やはりこれと「三つ目が通る」かな。やっぱりすぐその気になる子だった私はかなり鼻息荒く「大きくなったら無免許の医者になってアメリカ大統領から大金もらう！」と宣言してました。外国の偉い人はアメリカ大統領しか知らなかったのです。とゆ〜かわざわざ無免許じゃなくてもいいだろう。あと大統領が原因不明の病気になるかどうかも判らんし。

「イブの息子たち」　スラップスティックな世界に強烈に惹かれました。このマンガでクィーンのフレディ・マーキュリーを知り、彼に対して間違った認識をしていたような？今でも青池女史の「エロイカ〜」は楽しみなマンガの一つ。いつもしかめっ面をしたバレリーナ姿のお兄さん、名前何だったけ？

「スエ&葉ストーリー」　谷地恵美子さんの作品です。スマイルイメージやピカピカギャルなどの単行本のシリーズ名。彼女の描く男の子に惚れました。谷地さんに憧れ、かなり真剣にマンガ家になる！と思った私。たしか1本描きました。内容は…、ただのパクリだったような。

「コブラ」　アニメも放映されてましたね。男臭くてどこかうさんくさいコブラにメロメロでした。心底レディになりたいと願っていた。

「7つの黄金郷」、「超少女明日香」、「ピグマリオ」、「黒のもんもん組」、「はみだしっ子」、「トロピカル半次郎」、「僕の地球を守って」、「カリフォルニア物語」、好きなマンガを上げればキリがありません。とにかくマンガの世界に入り込みすぐ夢見る子供であったのはたしか。

今でもマンガは大好きです。多分これからもずっと読むだろうな。さすがに子供の頃みたいにすぐその気にはなりませんが。