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GONE WITH THE WIND

以前働いてた職場にバイトとしてやってきたSくんはある日風のように現れ、そして風のように去っていきました。そんな彼のレジェンドを。

彼は何でも部長かなんだか判りませんが、とにかくお偉いさんのコネで入ってきました。ま、見た目は別に普通の若者。ちょっと身体は小さかったけど(推定155cm)。

さて何から語ればいいのやら。彼が少女雑誌に投稿して佳作を取ったらしいマンガの原稿を会社に持ってきて、上司であるY係長に無理やり見せて感想を求めたこととか?

それとも「ぼかぁ、ベルサーチ好きなんですよ。もうベルサーチ以外考えられないっすね!」とほざき、聞いた人間のほぼ95%が君が着てるのはベルサーチ・キッズか!と突っ込みたい衝動に駆られたこと?身長155cm、山田太郎並みの目の細さでホストしようかと思ってると言ってたこともあったような?

あと部署内で引越しがあってその作業の時、働きもせず一心不乱に正拳突きの練習してたりとか。何故かいつも両足、両腕にパワーリストつけてたり(働いてた会社は事務系なんで、どう考えてもパワーリストは邪魔以外のナニモノでもない)

一度も話したことのない会社の女の子にいきなり告白して、当然だけど断られ「もう誰も信じられない」という名言を残し、就業時間中にぶっちぎって帰ったこともありました。

でもね、お偉いさんのコネがあるかクビにならないの。それどころか全然しゃべってもないのに私や友達が上司の人に「Sくんさ、君たちにいじめられてノイローゼ気味なんだよ。あんまりいじめちゃダメだよ」と注意されちゃいました!

そんなSくんですが働いていたのはわずか2週間ほどでした。しかし内容は濃かったな〜。もう5〜6年前の出来事なんですが、今でも彼の事ははっきり思い出せるし。

まぁ、数々の逸話を残しフっといなくなったSくんですが、無事ホストor漫画家になれたんだろうか?いやいや、彼のことだからきっとホスト兼漫画家になってることでしょう。

彼がほったらかした仕事を私がする羽目になったのも忘れられません。